ブログみたいなやつ

多分、ブログ

USBキーボードやマウスをBluetoothにコンバートする方法【USB2BT PLUS】

Bluetooth製品が一般化し、USB Type-Aは少しずつレガシー化しつつある昨今。しかしまだまだUSB製品も数多い。それに数年前からずーっと愛用しているType-Aから乗り換えるのは至難の業。

そのような悩みを解決するのが、USB2BT PLUSである。

USB2BT+(PLUS)について

USB2BT PLUS

USBキーボードやマウスを、Bluetoothに変換できるアダプタ。USB2BT PLUSにUSB Type-Aで接続するだけでBluetooth化が可能。給電はUSBタイプの充電器や、モバイルバッテリからおこなう。

コレの最大の魅力はBluetooth化できることだけではない。なんと、USBハブに接続したデバイスをまるごとBluetooth化できるのである。

接続イメージ

USB2BT PLUS接続イメージ

例えばキーボード2つ、マウス、ゲームパッドがそれぞれ必要だった場合の接続イメージ。もちろんマウスが3つ必要な場合でも、ゲームパッドが5つ必要な場合でも同様に接続すればOKだ。(接続イメージには書き込まなかったけれど、5Vに対応したUSB充電器が別途必要となる)

なお、ハブに接続したデバイスは、すべて「USB2BT PLUS」としてパソコン側に認識される仕組み。つまり、キーボード①が必要のないときにケーブルを抜いたり、別のキーボードと差し替えたりすると、Bluetoothが切断された状態となる。その場合はペアリングした当時と同じデバイス構成に戻せば、再ペアリングしなくとも自動的に再接続される。

筆者が動作確認に使用したキーボードは、東プレ「REALFORCE」とMistel「BAROCCO MD770 RGB」の2つ。電源には「Te-Rich 電源タップ」と「Anker PowerPort 6」で検証。いずれも問題なく使用ができた。

詳細
対応機種 iOS/android /Windows/Mac OS
対象入力デバイス キーボード/マウス/ゲームパッド
接続コネクタ USBタイプA(電源はマイクロUSB-A 5V)
無線方式 Bluetooth 2.1(HIDプロファイル)
通信距離 約3m
使用可能な温度 0〜40℃(結露なきこと)
サイズ 横76×奥35×高16mm(突起部は含まない)
重量 50g
商品内容 本体×1/保証書
保証期間 購入から1年間
製造国 中国

1ヶ月使用してみて、よかったところ

3台のマルチペアリングができる

USB2BT PLUSのマルチペアリングイメージ

上図のようにデスクトップのWindows10と、MacBook Air、iPadの3台を行き来できる。用途の異なる3台を往復するには、本体の「デバイス切替スイッチ」(下図)を押下するだけで良い。例えばデバイス①ではPCゲームとブログの執筆、デバイス②でネット検索、デバイス③でLINEの返信といった使い方が可能。

USB2BT PLUSのデバイス切り替えスイッチ

フリスクサイズだから邪魔にならない

USB2BT PLUSはフリスクと同じくらいのサイズ

単三乾電池との比較。長さは単三乾電池が1.3本分くらいだけど、これはおよそフリスクと同じくらいのサイズである。ミニマムなので出しっぱなしにしても邪魔にならないし、収納スペースも取らない。

気になるところ

長いケーブルの製品で使うなら、ケーブルマネージャが必要

USB2BT PLUSが軽くてケーブルの取り回しが難しい

USB2BT PLUSの本体が約50gと軽量。ケーブルが長い場合、ケーブルの重さでUSB2BT PLUS本体が押し出されてしまう。上図ではケーブルタイでまとめてはいるものの、まとまった状態のケーブルが脅威である。

例えば、まとまったケーブルがデスクから落下した場合、USB2BT PLUSがその反動で床まで落下する可能性がある。上図ではUSB充電器とケーブルで繋がっているため、命綱となり落下することはないが、やはりUSB2BT PLUS本体を固定する必要はある。

この問題を解決するには、1:USB2BT PLUS本体を固定、2:USB2BT PLUS本体の重量を増やす・・・というのが面倒くさい。

注意点

  • USBキーボード、マウス、ゲームパッドのみ対応
  • 光学ドライブ、オーディオデバイス、ストレージなどは非対応
  • すべての動作を保証するものではありません

まとめ

USBをBluetoothに変換するというシンプルな製品だが、使い方を工夫すれば非常に利便性はさらに高まる。お値段が7千円弱と少し高めなのが気になるところだが、一度購入してしまえば長く使えるだろう。興味があればアマゾンなどから購入してみてほしい。

※本記事は2021年5月29日に再編