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【驚愕】iPad Pro 9.7インチは2024年も現役

今さらだけどiPad Pro9.7インチは2024年でもまだ使える。

 

新しいiPad Proがリリースされたけど、筆者のiPad Pro9.7インチはまだ生きている。コンテンツの消費を専門にしているけれど不満がないから買い替えが進まない。

 

リリースされてから8年経過した今でもiPad Pro9.7インチを使っている筆者が、iPad Pro9.7インチの現在について紹介する。

 

いいところ 気になるところ
・映像、音ともに最高のタブレット
・高級タブレットが中古で2万円
・ベゼルが太く持ちやすい
・最新アプデ:2024年5月13日 iPad OS 16.7.8
中古で購入する場合、バッテリが消耗している
・充電にかかる時間が長い(12W給電)
・新しいアクセサリがない

 

iPad Pro 9.7インチのスペック

 

 

プロセッサ A9X、M9モーションコプロセッサ
メモリ 2GB
ストレージ 32GB / 128GB / 256GB
ディスプレイ 9.7インチ:Retinaディスプレイ
解像度 2,048 x 1,536ピクセル、246ppi
通信方式 Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 4.2 + HS
カメラ アウトカメラ:1.200万画素 f/2.2
インカメラ:500万画素 f/2.2
認証方式 Touch ID(指紋認証)
ステレオスピーカー 4スピーカー
サイズ 横:169.4 mm
縦:240 mm
厚さ:6.1 mm
重量 Wi-Fiモデル:437 g
Wi-Fi + Cellularモデル:444 g
バッテリー 27.5 Wh
※ビデオ、オーディオ再生:9~10時間(cellularは9時間)
発売日 2016年3月22日

SoCはApple A9Xだが、今となってはロースペック。Snapdragon 720Gくらいのレベルだ。最新のゲームをプレイしたい人には向いていない。

iPad Pro9.7インチのベンチマークスコアは、Snapdragon 720Gクラス。
引用元:https://www.cpu-monkey.com/ja/benchmark-apple_a9x-antutu_8_benchmark

A9XはCPU性能よりGPU性能のほうが高い傾向にあるが、それでも原神やスターレイルくらいの激重タイトルに耐えられない。

販売されている店舗など

アマゾン

やや割高だが確実に入手できるのがポイント。ただしセルラー版で3万円する。あと3万円出せばXiaomiのSnapdragon 8 gen 2が買えたりするのでオススメはしない。

楽天市場

1.6万円〜3万円ほどで販売されている。アマゾンよりは品数が豊富。ただし32GBの小容量でも2万円台だったりするので注意が必要。

 

イオシス

 

状態の良い中古を買うならここで。Cランクでも美品だったりする。当然、中古品なので当たり外れが激しいのは諦メロン。

 

 

ゲオオンラインストア

 

店舗にも並べられていることがある。近くの店舗に気になる在庫があれば、問い合わせると良い。丁寧に教えてくれる店舗もある。

 

 

いいところ

2016年発売の初代iPad Pro。用途を限定すれば使用できる。

音質の良い動画・音楽プレイヤーとして

 

YouTubeはもちろん、プライムビデオやTverの視聴ができる。

 

動画再生中のコマ落ち、カクつきは起きなかった。アマプラで動きの激しいライブ映像を再生しても非常に滑らか。2016年のタブレットとは言われるまで気づかないレベル。

 

Pixel 7aとの比較だが、iPad Pro9.7インチのほうがアプリの動作がやや遅い。再生が始まるまではモタツキが見られるが、再生が始まったら安定する。神経質にならなければ問題のないレベルだ。

 

電子ノートとしての使い心地が最高

 

iPad Pro9.7はフルラミネーションディスプレイ
ペンとディスプレイの間に視差が無く書きやすい

 

2016年の製品だが、iPad Pro9.7インチはノートとしてまだまだ一級品である。

 

Apple Pencil(第一世代)しか選択肢がない状況だが、電子ノートを始めるなら入手しておいて損はない。

 

ただし、9.7インチモデルより12.9インチモデルのほうが電子ノートとしては扱いやすい。9.7インチは表示領域が狭いため本格的にやっていくには不十分だ。9.7インチはコンテンツ消費のほうが向いているので、電子ノートなら12.9インチを狙っても良いだろう。

 

ちょっとしたノートを取るくらいなら、まだまだ現役。Apple Pencil(第一世代)は新品、中古どちらも販売されている。好きな方を入手すると良いだろう。

 

ベゼルが太いおかげで掴みやすい

 

iPad Pro9.7はベゼルが太く掴みやすい
ベゼルが太いから掴みやすい

 

最近はナローベゼル(狭額縁)が主流。見た目は良くなったが掴みづらくなった。ディスプレイが大型化される一方で、使いやすさが置き去りにされている。

 

細いベゼルは意図しないタップが増え、ストレスが溜まる。落下のリスクも高くなる。落下させたくなければテーブルの上で使えば良いのだけど、ノートパソコンじゃないのだから自由に使いたいわけだ。

 

ナローベゼルの利点は理解しているつもりだけど、やっぱりベゼルが太いほうが扱いやすい。ベゼルを掴んだほうが力をかけやすい。落下のリスクも低くなる。

 

道具は扱いやすさを重視したい筆者にとって、iPad Pro9.7インチは過去最大に使いやすいタブレットなのである。

 

ゲームもプレイできる、一応・・・

 

iPad Pro9.7でプレイする原神
iPad Pro 9.7でプレイする原神の様子

 

原神を起動してみたが実用性には耐えない。フィールドを散策しているとカクつく。さらにmobが画面内に表示されると紙芝居に。

 

画質は「最低」のプリセットだったが、BloomやアンチエイリアスがONだったのでOFFに。が、結果は変わらずで残念。

 

どうしてもプレイしたいなら、Geforce Nowに月額を支払うしかない。

 

ヘッドホンジャックがある

 

iPad Pro 9.7インチにはヘッドホンジャックがある
有線のヘッドホンが使えるので深夜でも安心

 

iPad 10、iPad Air 4、iPad Pro 11(第一世代)以降、ヘッドホンジャックが消えた。Bluetoothイヤホンを使えと言うことなのだろう。だがBluetoothはコーデックによって音源が圧縮されてしまう。だからこそ省電力なのに高速通信が出来ているというカラクリなんだけど、筆者は許容しない。大好きなKing Gnuの曲をフルで聴けないなんて、あってはならないこと。

 

可能な限り、有線のイヤホン・ヘッドホンを使いたい。

 

しかし、ケーブルが煩わしいこともある。仕事で疲れている日、料理がしたい日、長時間トイレにこもる日。そんな時は音源とトレードオフして素直にBluetoothを使う。どんどん進化しているのでデータが圧縮された状態だということを忘れることもある。つまり筆者の耳はどっちでも良いのだと思う。

 

気になるところ

 

バッテリの消耗が気になる

 

中古で買ったとして。もっとも気になるのはバッテリの最大容量である。消耗しきっていれば80%を下回っている可能性が高い。

 

しかも8年型落ちモデルだ。iPad Pro9.7インチおよび、iPad Pro12.7インチのバッテリ交換サービスは公式メニューから消えている。

 

非公式な修理ショップでは1万円くらい出せば可能だが、痛い出費である。可能ならバッテリ交換済みの安い個体を入手したいところ。

 

充電がマジで遅い

 

付属の充電器は12Wだ。0%〜100%まで充電にかかる時間は4〜5時間ほど。スマホに比べると倍以上かかり、管理が大変。充電し忘れた日は使えない。なんて日だ!!

 

新しいアクセサリがない

 

8年も型落ちになると、新発売されるアクセサリがない。目新しさが欲しい人にはモチベーションの維持が難しいかもしれない。

 

ただ、高価だったアクセサリが今なら安価で買える可能性がある。Smart Keyboardやケースが投げ売り状態なので、捨て値になっているものを狙えば良いだろう。テキストを打つくらいの作業なら問題なし。

 

まとめ

 

iPad Pro 9.7インチでも動画を観たり音楽を聴いたり、電子ノートを書く。あるいはテキストエディタとして。ライトユースであれば2024年でもまだ使える。

 

2万円で8年前の高級タブレットが手に入ると思えばかなり安い。しかもセキュリティアップデートはまだ落ちてきている。2024年5月にiPadOS 16.7.8が配信された。まだ利用者があることを考慮したAppleの配慮といえる。

 

リセールは考えないほうがいい。1万円台でも売り切れていないことを考えると、使い潰すしかない。

 

iPad Pro9.7インチは万人にオススメしたいところだが、いつ使えなくなるかは分からない。運要素が強いことを理解したうえで楽しむにはちょうど良いだろう。