コロナ自粛を機会に、取り溜めていたネタを放出中のQumataです。前回に引き続き、iCleverのキーボード推し記事を書いていきます。
すでにいろんなブログで称賛されているモバイルキーボードですが、短所のほうが目立っていると思ったので書きます。もちろん良いところを褒めつつ、残念なところを書いていきます。
- IC-BK03の簡易スペック
- 小型キーボードの宿命、窮屈なキーピッチ
- アルミ合金のジャケットに、ABS樹脂のキートップ
- Bluetoothの通信が安定している
- 残念なところ!たった1つ改善されれば最強かもしれない
- まとめ
IC-BK03の簡易スペック
キーボードを収納できるポーチが付いてくる |
項目 | 詳細 |
---|---|
キー数 | 64キー |
押下圧 | 60g±10g |
キー寿命 | 300万回 |
連続稼働時間 | 84 時間 |
リチウム電池容量 | 210mAh |
充電時間 | 2 時間 |
待機時間 | 5,232時間(218日間) |
変調方式 | FSK(GFSK) |
キーボードのサイズ | 251.7×89.6×6.6mm(開いた状態) |
なお、今回ご紹介するIC-BK03は、2018年頃に購入した製品です。現行の製品は、3台までのマルチペアリングが可能となり、汎用性が上がりました。
小型キーボードの宿命、窮屈なキーピッチ
約17mmほどのキーピッチが確保されているが、手が大きめの僕には窮屈。タイピングの調子が悪いときは、ストレスに感じてタイプミスすることもしばしば。しかしホームポジションさえしっかりと守っていれば、タイプミスしないような造りになっています。まあそれでも、夏の暑い日に指をきっちりと合わせてタイプするのには、少々勇気が必要になるかもしれないですね。
しかしながらキーの打鍵感が良く、欠点を帳消し。キーを押下すると気持ちの良いフィードバックがあり、打鍵していて楽しい。「X足構造」のおかげなのか、かなり打ちやすい。これがモバイルキーボードとは思えないくらいの出来栄え。キーピッチが狭いという欠点を忘れさせてくれるくらいに、良好なタイピングが可能です。
アルミ合金のジャケットに、ABS樹脂のキートップ
3つ折れになるよう工夫されたヒンジは、高い剛性がある |
ちょっと落下させたくらいでは破損しない。それがアルミニウム合金のジャケットに身を包んだ、IC-BK03の強み。そしてABS樹脂のキートップは熱や衝撃に強く、やはりちょっとやそっとのことでは割れない。しかも汚れが付着しても、さっと拭き取れば元のキレイな状態に戻る。掃除がしやすくて、しかも剛性が高いことから、割とラフな扱いをしても大丈夫です。
Bluetoothの通信が安定している
Bluetoothのバージョンは3.0であり、古い世代の技術で不安定性が高いもの。だけど、他社製品と比較して途切れにくく、そこそこ安定した通信が可能でした。
人通りが多い梅田のカフェで使用してみたところ、他社製品はブツブツと切れるのに対し、iClever IC-BK03はあまり切れることはなかった。さすがにWi-FiやBluetoothなどなどの電波やノイズが多いところでは途切れるものの、ブログの執筆に影響が出るほどではありませんでした。
IC-BK03は「GFSK」という変調方式を採用していて、ノイズへの耐性はそこそこある様子。"絶対"ではないものの、途切れにくいのは確かなことです。
残念なところ!たった1つ改善されれば最強かもしれない
これまで良いポイントについて書き出してみた。今度はiCleverさんに改善してほしいポイントを挙げてみたいと思います。まずは、3つの残念ポイントを挙げます。
残念なポイント
- 数字キーの配列が全体的に右寄り
- キーピッチが狭い
- キーボード両端にガタツキ
先にあげた「キーピッチの狭さ」はもちろん、IC-BK03の最も弱い部分は「キー配置のズレ」。数字キーの配列が全体的に右側に片寄っている。本来は「0」や「ー」のキーは、1つ左側に位置するもの。そのため数字キーをミスタイプすることがあり、慣れるまでに時間がかかる。
見ていて飽きないフォルムのIC-BK03 |
数字キーが小さいのも欠点の1つなんだけど、ホームポジションを守ればストレスを感じにくい部分。それからキーボードの両端が沈むので、ガタツキが発生するのも欠点だけど、それは付属のゴム足で解決。もしゴム足の高さが足りなければ、100円均一で他のゴム足を入手すれば無問題。
100円ショップで購入したゴム足を取り付け、ガタツキを抑えた例 |
などなど、言い出せば欠点はあるのだけど、配列ばかりは解決しようがない問題なわけです。
まとめ
IC-BK03は欠点さえ改善すれば、間違いなくナンバーワンの使いやすさのモバイルキーボード。強みはキーボード本体の堅牢性、それから途切れにくいBluetooth通信です。折りたためばコンパクトになる部分については評価されるべきですが、本稿では敢えて取り上げませんでした。しかし、やはり「小さいは正義」なので、このコンパクト感に慣れてしまうと、ほかのキーボードに目が向きませんね。
なお、現在はマルチペアリングが可能になった新バージョンです。シングルペアだったのがネックだった人は、いまがチャンスですよ。