ダイソーが安くて面白いポータブルスピーカーを発売しました。
■DAISO Bluetooth Speaker(Portable Type)の簡易レビュー
では、サクッとレビューしていきます。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
品名 | DAISO Bluetooth Speaker(Portable Type) |
通信規格 | Bluetooth5.0(作動範囲 10m) |
デバイス名称 | SR9910 |
スピーカー出力 | 3W4Ω |
周波数特性 | 20Hz~18KHz |
シグナル雑音比 | 65dB |
内蔵電池 | 3.7V 500mAh |
再生時間 | 2.5時間(最大音量時) |
充電時間 | 3.5時間 |
サイズ | 横12㎝×奥3.9㎝×高7.9㎝ |
500円なりの音だなーって印象が強い
高音、低音、どちらにも寄っていないフラットな音が出る。当然、ラジオみたいな低音質ではないのだけど、どこか落ち着きがなく、ちらちらと気になる部分が多い。
音の広がりはなく、スピーカーのあたりでシャカシャカと鳴っている感じ。音量を上げると音割れが発生して居心地が悪くなる。100円のイヤホンをそのままスピーカーにしたような印象を受ける。もちろん500円なので当然です。
ハッキリといえばスカスカな音なので、音楽や映画を再生するために使うのは良くないです。
ただ、聴くに堪えないというわけではなく、音質を追求しなければ問題ないクオリティ。「楽しむ」という使い方ではなく、あくまでも「聞く」という使い方なら満足できる出来かと思います。
通信の安定性について
Bluetoothは電子レンジの電磁波に弱いので、2m以内に電子レンジを設置して作動させてみた。とくに途切れることはありませんでしたが、ホワイトノイズが増えた気がします。
PC・スマホ・タブレットをそれぞれ1台ずつ、計3台のBluetooth、Wi-Fiを同時に使って干渉するかチェックしてみたところ、2.4Ghz、5Ghz帯の電波が混線するような状態で途切れる症状を確認しました。1台ずつなら干渉しなかったところを見ると、そこそこ安定性は良いようです。
対応しているコーデックについて
Androidスマホで確認してみたところ、aptXで接続していることを確認しました。500円ってことを考えると健闘していると思います。
■確認できたコーデック
- aptX
- SBC
外観チェック
スピーカー部はポリエステル。ファブリックのように見えるけど、ゴワゴワしていて触り心地は良くないです。
背面から。USB3.0ポート×1、microUSBポート×1、SDカードスロット×1、電源スイッチがある。microUSBポートが固い。何度か抜き差ししたところ、すこし柔らかくなった。
筐体部分はABS樹脂。マット感があり手触りは良いのだけど、指紋がつきやすい。
操作パネルは上面についている。左から「メディア切り替え」「音量下げ」「音量上げ」「次の曲へ」の4つ。音楽が入ったSDカードを挿入しておけば、メディア切り替えボタンでオーディオプレイヤーへ変身。ボタンが大きく操作しやすい。
下面にはゴム足が付いている。この写真ではゴム足のフィルムをつけた状態にしてあるのだけど、外すとホコリがペタペタとついて不快。できるならこのまま使うのがよさそうです。
リスニング用のポータブルスピーカーとしては”アリ”
500円という価格を考えれば高性能。aptXとSBCに対応しているので大きな遅延を感じない。音楽や動画を楽しむためのスピーカーではないのだけど、どんな用途にでも使えるように考えられていると思いました。