健康的なタイピング環境が欲しくて購入。従来型のキーボードだと肩を前方に巻き込むような姿勢になってしまい、肩と肩甲骨が痛くなる。この不自然な姿勢をなくすために買ってみたのだけど、ぶっちゃけあまり変わらなかった(後述)。
ただ、左右分離型のキーボードを
もくじ
製品仕様と概要(BAROCCO MD770 RGB)
「Mistel Co.,Ltd(※)」から販売されている、左右分離式のメカニカルキーボード。BAROCCOシリーズは、一部のキーボード愛好家から絶大な支持を受けている。非常に高いクオリティのキーボードで、扱いやすい。僕は使う人を魅了する悪魔のキーボードって呼んでいます。
僕が今回選んだのは、ピンク軸(静音赤軸)。ネーミングに違わず静音でフェザータッチの打鍵感。メインでREALFORCEを使っているのだけど、決定的な違いはBAROCCO MD770にキー上昇するための反発(リニア感)があること。これによってしっかりと打鍵している感覚が得られる。とても快適なタイピングが可能でストレスが少なです。
ただ、少し気になるのは「キーがカチャカチャ鳴ること」。これはキーキャップがキーボード底に衝突する際に発生する音。キーキャップ交換で回避できそうな問題ですが、我慢できないこともないので要検討としたいと思います。(青軸だと更にうるさそうな気がしますが・・・)
(※)Mistel社は、台湾に本拠地を構えるITガジェット系の会社。キーボードのほかには、PC用の電源ユニットやリストレストなども手掛ける。
製品仕様 | 詳細 |
---|---|
ブランド | Mistel(ミステル) |
商品名 | Barocco(バロッコ)MD770 英語US配列バージョン |
キースイッチタイプ | メカニカル(CHERRY MXスイッチ/MX RGBスイッチ) |
キー配列 | 英語US ANSI配列 |
型番 | 静音赤軸:MD770-PUSPDBBA1 |
キー数 | 85キー |
キーピッチ | 約19mm |
接続方式 | USB |
USBコネクタタイプ | USB-C |
電源 | USBバスパワー |
キーキャップ印字 | 2色成形 (斜面印字なし) |
キーキャップタイプ | Mistel オリジナルキーキャップ(※LEDバックライト非透過) |
キーキャップ材質 | PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂 |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
ポーリングレート | 1000Hz |
動作環境温度 | 温度 5 ~ 50℃ |
本体サイズ | W320mm x D140mm x H28 ~ 34.5mm(左右ユニット合体時) |
重量 | 810g(左右ユニット合体時) |
対応OS | Windows10 / macOS |
メディアキー | ○ |
オンボードメモリー | ○ |
保証期間 | 購入日より1年(保証書必要) |
そのほかの軸
- 茶軸 :MD770-BUSPDBBA1
- 青軸 :MD770-CUSPDBBA1
- 赤軸 :MD770-RUSPDBBA1
- クリア軸:MD770-WUSPDBBA1(個人的に気になる軸)
LEDがいらないって人は、RGBがついていないものを買いましょう。
開封をした直後の印象
全体的にマット仕上げで高級感アリ。LEDのイルミネーションとPBT樹脂のキーキャップがイカしている。
キーボードの重量は両側あわせて870gで、2万円台の高級キーボードにしては軽量。剛性を高めるために、この価格帯なら1㎏オーバーが当たり前。そんな中、1㎏を切っている製品は珍しいけど、堅牢なつくりなので安心して使えそうです。
僕はこれまで左右分離式を敬遠しがちでしたが、いざ買ってみると「やったった感」がすごい。とうとう買っちまったよ。こんなにワクワクするなら、もっと早く買っておけばよかった。
しかし、ホームポジションが上手くとれていない僕は、左の人差し指で「N」キーを打っていたり、右手の中指で「G」キーを打っていたりと、タイピングの基礎が出来ておらず、ミスタイプが急増。キーボードに慣れるべく、タイピング練習アプリを使用し、2時間くらいで打ち方を矯正しました。
正しいホームポジションをとって、きちんと打鍵することでメチャクチャ使いやすくなります。同じ理由で敬遠している人は、練習してみるのが良いと思います。
整ったキー配列に、遊び心をくすぐるデザイン。BAROCCOとはイタリア語で「おもちゃ箱」を意味するけど、そのとおりだね。はやくこのキーボードで文章を書きたい!そんな意欲が掻き立てられるね。
割れた板チョコみたいですねぇ~!
出典:https://event-pre.com/archives/1082(EVETs Design)
接続方法について
接続方法は2種類。どちらか好みの方を選択できます。
- 左右連結 → キーボード同士を、USB-Cケーブルでつなぎ、右側(親機)をPCとつなぐ
- 左右独立 → キーボードをそれぞれでPCとつなぐ
なお、左右を独立させる場合は、左右の連結はNG。両方のキーボードが反応しなくなり使えません。
左右を独立させて、左手キーボードとして使う
ゲームに必要なキーを、キーボード・マウスのサイドボタンに割り当てる。
なるほど!それなら左側だけで完結しますね!
うん、BAROCCOのような左右分離式キーボードなら、左側だけでプレイできるんだよね。キー数が限られているのだけど、足りなくなるゲームタイトルはMMOとかじゃないかな。FPSとかTPSみたいなアクションゲームなら足りるんじゃないかなあ。
MD770について言いたいこと
2万円クラスなんだから、これくらいは対応してほしい。そう思ったことを書いておきます。
無線接続に対応してほしい
デスク周りをすべて無線化したい・・・。
USB-Cケーブルが1本足りない
あれ?左右独立させるためのケーブルが入ってないよ!これは別に買わないとダメですねぇ!
付属品
- キーボード本体 … 1台
- USBケーブル (USB-A ⇔ USB-C/ ケーブル長:約1.8m)… 1本 ★これ
- USBケーブル (USB-C ⇔ USB-C/ 左右ユニット連結用)… 1本
- Mistelキープラー(キーキャップ引き抜き工具)… 1本
- ユーザーマニュアル 兼 保証書 … 1部
- ギフトキーキャップセット … 1パック
斜面印字がない
LEDや配列をキーで設定できるのだけど、いちいち説明書を見ないと分からない。つねに説明書を見ているわけじゃないので、これは不親切。キートップに印字するくらい出来なかったのかな。
まあ、操作方法を覚えてしまえば良いわけですけど、ね。
まとめ
約2万円と決して安くはないキーボード。しかしその価格に見合った性能がある。左右分離式を敬遠している人でも、すこしの練習ですぐに使いこなせるはずです。
東プレも良いですけど、トリッキーなキーボードを打ち出すMistelをこれからも応援したいと思います。
以上がクマタのレポートでした。