有線イヤホンでFPSをプレイしていると、ケーブルが鬱陶しく感じるようになった。しかし遅延ゼロの環境を捨てるのは惜しい。が、ワイヤレスは遅延する。そんな悩みを解消すべく、「aptX ll」に対応しているBluetoothイヤホンを購入。
ELECOM RH1000
項目 | 詳細 |
---|---|
通信方式 | Bluetooth 5 |
出力 | Bluetooth Power Class1 |
最大通信距離 | 約10m(受信機との間に障害物がなければ) |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯 |
変調方式 | FHSS |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP/AVRCP/HFP/HSP/HID |
A2DPの対応コーデック | SBC/ AAC/ Qualcomm(R) aptX(TM)/ Qualcomm(R) aptX(TM) LL |
A2DPの対応コンテンツ保護 | ◯:SCMS-T方式 |
最大登録可能台数 | 8台 |
マルチポイント(同時待受け) | 対応 |
再生周波数帯域(A2DP) | 20~20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) |
連続再生最大時間 | 4.5時間 |
連続通話最大時間 | 5.0時間 |
連続待受最大時間 | 最大150時間 |
充電時間 | 2時間 |
マイク型式 | デジタルMEMS型 |
質量 | 14g |
本体カラー | ブラック |
保証期間 | 1年 |
付属品 | USB充電ケーブル、イヤーキャップ(S/M/L)各1組、取扱説明書 別冊 |
ヘッドホン 型式 | 密閉型 |
ドライバーユニット | 10mm(フルレンジ) |
左右一体タイプの格安Bluetoothイヤホン。ヨドバシで3,800円くらいで購入。ELECOM製は「安かろう悪かろう」で、仮にモノが良くても耐久性が低かったり、デザインがよくなかったりするのでは?と疑問を持ってしまう。しかし、「ELECOM RH1000」はそんな先入観を見事にぶち破ってくれた。この価格でよくぞここまで。
最大の特徴は、aptX llに対応していること。その他には、8台までマルチペアリングが可能なことや、BASSブースト、それからカメラシャッター機能が付いている。
ただし、連続稼働時間が4.5時間ほどしかなく短い。一日中プレイするヘビーゲーマーには、すこし物足りなく感じてしまった。長時間、ぶっ続けでプレイする場合は、2時間インターバルを置いて充電するか、予算が許すなら、2本用意しておくと良いだろう。
音質ヨシ、音域ヨシ、定位ヨシ。
クリアでよく聴こえる。音域のバランスが良く、高音から低音まで違和感なく表現。Qumata的には、ややシャリ寄りかと思うけど、聴き疲れるほどではない。また、定位がきちんと取れているため、FPSゲームなどでも活用できる。
装着感は心地よし。
カナル式が苦手な人でも大丈夫。イヤーピースはサラサラしており、長時間に及ぶ着用でもベタベタすることはない。Qumataはカナル式が超絶苦手なんだけど、これは大丈夫。
ケーブルの引力から解放された。
ずっと「Arctis 5」と「SHURE SE215」のワイヤードを使用していたのだけど、ケーブルがとにかく邪魔だった。どちらの製品もオーディオ機器としては、いっぱしの性能を持っているけれど、頭を鎖で結びつけられたような感覚があって、嫌気がさしていた。そんな状況から一変、実用的なBluetoothのおかげで、心と身体に解放感が生まれ、同時にプレイの余裕も出たような気がする。
ちょっと大げさな表現だったかもしれないけど、色々とラクになるので超オススメ。
遅延の具合はいかほど?
「aptX ll」の遅延は、40ms(0.04秒)ほど。「ELECOM RH1000」は、スペック通りの遅延と思う。音に全神経を集中させてみると、やや遅れを感じる。ような気がする。0.04秒の遅れなんて、並の人間なら明確に感じることは難しいだろう。実際に、FPSゲームのプレイや動画の視聴くらいでは支障がない。
つまり、「映像と音声がズレている」ということを体感するのが難しいレベルということ。
なぜイヤホン?
ヘッドセットだと、夏場の運用がキツイ。それから、オーバーイヤーが窮屈に感じるから。
以上
まとめ
遅延はあれど、有線とほぼ変わらない使用感。それでいてワイヤレス。そして4,000円以内で購入できてしまうというモンスターコスパのBluetoothイヤホン「ELECOM RH1000」についてご紹介した。
バッテリ駆動時間が約4.5時間しかないことに目を瞑れるのであれば、Bluetoothイヤホンで右に出る製品は、そうそう見つからないだろう。安価な「aptX ll」対応のワイヤレスイヤホンをお探しであれば、ぜひ試してみてほしい。